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長いです。
 
 
 
 
スキーヤースノーボーダーって仲悪いんですよ。
  
いやいやそんなことないやろ、というのも正解やけど、完全に否定できる人もいない。
 
スキーヤースノーボーダーというのはそういう関係です。
 
 
 
で、ゲレンデで見かけるスキーの中にもいろいろあって、
 
 
・ 競技スキー
⇒ 設置された旗門をくぐってタイムを競う
 

 
・・・素敵な片反(片足不通過反則)。
みんなの滑るゲレンデではなく競技仕様なので氷に背中どーーーん、です。
 
 
 
 
基礎スキー
⇒ 演目の正確性で点数を競う。日本で異様に発達。一般的にスキースクールで習うのはこれ。検定もこれ。
 

 
ぼくくらいになると、この大会の予選の参加資格を持ってるよね。出たらぶっちぎり最下位やけどね。 
 
 
 
 
フリースタイルスキー
モーグルに代表される、飛んだり跳ねたりするやつ(乱暴)。飛ぶだけのもある。
 

 
飛ぶだけのやつ。正気の沙汰やない。
 
 
 
 
・ レジャースキー
⇒ とりあえず滑ってて楽しかったらええわ、的なやつ。
 

 
すげーいい動画を見つけた気が。
 
 
 
 
ぼくは学生時代に基礎をやってて、その後は目的のないレジャーになって、
数年前からフリースタイルの世界を覗きつつもまだ覗くだけ、という状態。
 
っちゅうわけで、競技以外のスキーを一通り見てきたわけですが、
スキーヤースノーボーダーと同様に、めっちゃ仲が悪いんですよこれがまた。
 
 
・・・で、なんか暗黙の序列があります。
 
 
競技
↓ (見下し)
基礎     ←(仲悪い)→ フリースタイル
↓ (見下し)
レジャー 
 
 
 
たぶん大体あってる。異論は受け付けます。
 
 
 
結論から言うと
 
 
仲良くやれ。
 
 
・ ・ ・ ・ ・ ・
 
先日雪山で初めてお会いしたプロスキーヤー中島力(りっきー)。
昨日patagonia神田店で「雪山を滑ろう」というトークショーがあったので参加させていただきました。
 
彼はさっきのフリースタイルの動画のような飛びもするし、板担いで山登って誰も滑ってないとこにライン残してくるし、
いわゆる「フリースタイルスキーヤー」なのだけれども、トークショーの冒頭で
 
「ぼくはそんなことやってますけどフリースタイルスキーヤーではなくゴニョゴニョ・・・」
 
彼にとってそんな定義はどうでもよくて、ただ楽しく雪山で滑れればいい、と。
 
 
素晴らしい。
 
 

 
 
そもそも雪山に行ってない人からしたら
 
「なんでこのクソ寒いのにわざわざもっと寒いとこ行くの(゚Д゚)ハァ?」
 
なわけで、そう言われている少数派の我々が内ゲバしても醜いだけ。
勿論カテゴライズされたそれぞれに違いはあるけれど、差別化する意味がない。
本質を見ずインデックスだけで自分より下だなんだかんだと
勘違いするなんてそれだけで人としての底が知れます。
 
競技でオリンピック7位の湯浅直樹が基礎全国大会優勝の井山敬介にアドバイスもらってたり、
トップにはそんなしょーもない壁なんてなくて、いかに切れる滑りをするか、にカテゴリーはどうでもよい。
 
 
 
と、なんでわざわざこんなことを書いたかというと、
 
 
周囲にそういう人が多くて辟易してるんですわよ。
 
 
 
音楽でも同じような話がありますがそれはまた今度。
 
 
 
ま、基礎のウェアとか映像がちょいダサなのは、うん、まぁ、アレやけど。