奥入瀬渓流の滝に己の果てを見る。
もう疲れた。
水に打たれる岩は何も言わないけれど、疲れたおっさんは一人弱音を吐く。
岩に登って、木に寄りかかって、息を潜めてブレないようにシャッターを、なんて行動に心も体もついていかない。
とりあえず滝。「雲井ノ滝」。
人はなぜ
滝に魅了されるのだろうか。
この滝の前にしばらく居て何枚も撮ったのは
ここがバス停だったから。
朝イチから歩いて撮って8時間、運動不足のおデブがよくがんばった。
というわけでバスワープで最後の名所「銚子大滝」へ。
・・・
おばちゃんがコンデジで撮ったみたいな写真。
幅15m高さ7mと結構大きな滝で・・・
といろんなとこに書いてあるけども、実物見てほんまに?って今でも思う。
そんなにでかくないような気がする。登れるか言われたら絶対登れへんけど。
収まりのいい写真が2枚ほど撮れたからこれでええわ。
もはや、終電やから今日は帰ろう・・・的なモチベーションになっている。
マイナスイオンだパワースポットだなんだかんだというのがあんまり好きではなくて、
ましてや信仰も伴わずさっくり行けてしまうとこってどうなのよと思っちゃったりするけれども、
一方、それでも普段触れないような自然に囲まれると何か不思議なものを感じざるをえない自分もいて、
この奥入瀬渓流がどうだったのかというと、
ここ、なんかあるんやない?
と思わせてくれる、ただの景勝地では済まないエリアだった。
20年前にも同じようなことを感じていて、だからまた来たのかもしれない。
オカルト!
なんかな。あんまり突っ込むとそういう話になりそう。
グッバイ奥入瀬渓流。
でも奥入瀬編はもう1回ある。
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