奥入瀬渓流への長く険しい道。
スキーヤーならご存知のことかと思われる、
冬の民宿といえばカメムシ。
窓も閉めて完全に密室のはずなのにどこからともなくやってくるカメムシ。
11月の青森の山の中の宿に出ないはずがない。
女将さん曰く、
「 カメムシは 落葉と共にやってくる 欠けたることも なしと思へば 」
と。
現地の人の言葉には含蓄がある。しかも季語まで入ってる。だからどうしてもここに書きたかった。
というわけでガムテープで捕獲開始。精一杯掃除した上で各部屋にガムテープを置いといてくれるのも女将さんのいいとこ。
大量捕獲した写真を何人かに送りつけたら 「 ころす 」 ってグッドリプライがあったのでここではupしない。。。
照明を消してからもカサカサとかポタッとかいろいろ聞こえるけど無視。口に入らんかったらええわ。
前置きが長すぎた。
翌朝6時。
宿の目の前は奥入瀬川。布団に入っても、カメムシサウンドはいいとして、ずっと川の音が聞こえて心地よかった。
この時はまだ、外に出た瞬間に奥入瀬散策が始まると思ってた。
この写真の場所から道を進むにつれて川との距離が広がっていく。
あれれおかしいな。
途中にあったヴィヴィッド民家に惹かれる。
道路を見てもお分かりの通りあいにくの天候ながら、雨が葉を濡らし色をより鮮やかにしてくれる。
これも友人にメールしたら 「 掃除大変そうだから住みたくない 」 って言われた。
風情のないやつめ。でも実際に想像したら確かに気が遠くなってきた。やっぱり四谷のボロマンションでええわ。
しばらく歩くと、知らない単語の看板出てきた。
奥入瀬渓流と奥入瀬川は微妙に違うらしい。
読み方はたぶんゴージ。間違ってたら間違ってたで二度と使わんから追求しない。
なんか思ってたんと違うのも出てくる。せっかくやから行ってみようとしたら
工事で閉鎖中と。出会えずじまい。
ぼくはいつになったら奥入瀬渓流というものにたどり着けるのだろう。
そしたらまた新しいの出てくるしー。しかも今後は国が言うてるしー。なんやねんなもうー。
すでに宿から30分近く歩いている。
ウチから都庁くらい。高校から新田辺駅くらい。浦安駅から新浦安駅くらい。
沼田I.C.から最初のセブンくらい。パレットくもじから新都心くらい。
(Google Maps調べ)
早くも自重(じじゅう)を恨み始める。
写真ばっかりの次回につづく。
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