限りなく透明に近い石垣島の子供たち
「すいません、写真撮ってもらえませんか?」
一眼レフを持っているとよく声をかけられる。
ああ ゴツイの持ってる=うまい なんやろうな
まぁ普通そう考えるわな
なんでこの人NikonでもCanonでもPentaxでもOlympusでもないんやろうとか疑問に思ったら他の人に頼むよな
などと何の意味もないことを考えながら、使い捨てカメラで小学生たちの写真を撮ったげる。
「1枚でええのん?」
「うん、ありがとう!お兄ちゃん大阪の人?」
「大阪・・・うん、まぁそのへん。」
「オモロー!」
他の子たちも
「オモロー!」
「オモロー!」
大阪といえばナベアツ、という時代になったようです。
つい最近まで大阪といえば
「さっき交通事故の現場見たら車と車がぐっちゃぐちゃになってたわ。
ぐっちゃぐちゃで思い出したけどキミんとこの嫁はん元気か。」の
夢路いとし喜味こいし師匠やったのに。時の流れというやつは。
「なんでオモローやねん・・・」
「いま“なんでやねん”って言った!ほんとに言うんだ!」
「なんでやねん!」
「なんでやねん!」
「・・・」
「お兄ちゃんそのでっかいカメラで私たち撮って!」
よっしゃ。
なんでやねーん、と。
テクニック的には失敗ですが、そんなことは問題でなく今回の旅のベスト3に入る1枚になりました。ありがとう。
- 作者: 喜味こいし,戸田学
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/09/16
- メディア: 単行本
- クリック: 31回
- この商品を含むブログ (28件) を見る