星砂を探す

 
星砂とは有孔虫というアメーバのような生物の死骸である。
こんな愛らしい形状のくせに、死骸。
ピンボケ

竹富島の「星砂の浜」においては乱獲のためめっきり量が減ってしまい、
30分ほど探したのに見つかったのはこの1つだけ。
30過ぎたおっさんがひとりで30分もくもくと砂を浚う様は
アマゾン川での銀採掘に連れて行かれた黒人奴隷のよう。
 
んで、中1日で西表島へ。
西表島といえばネコだがそれはさておき、ここにも「星砂海岸」がある。
中途半端に時間ができたので、40分ほどのこのこ歩いて行ってみた。
途中ボロボロの看板が私を誘う。

  
海岸の砂をぱっと手に取る。
 
 
いれぐい。


ヒマなひとは数えてみよう。
 
ああ、2日前の竹富島での努力はなんだったんだろう。
まさに濡れ手に粟ならぬ星砂状態。
 
ちょっとテンション上がったが・・・これだけ量があると食傷気味。
さっきまで探してたくせに、靴に勝手に付いてくるのを払い落とすのが面倒になってきた。 

 
そもそも私は星砂になんの期待をしてたんだ。
そして手に入れて溢れてしまうと、さっきまでの熱はこうも冷めてしまうものなのか。
 
 
幸せとは そういうもんなのかね・・・。