言葉の足りなさ。震災のこと。

 
緊急地震速報で目が覚めたぜちくしょうめ。
 
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震災の前の週、長野までスキーしに行ってました。参照
コトが起こる前なんではしゃぎ放題ですよ。
 
このとき一緒に行った女子がいるんですけどね。
彼女とはこのときが初対面で連絡先も交換してないくらいの、
まぁどちらかというと薄い関係で。
 
でも、震災翌日の夜、どっかでぼくの電話番号を聞きつけて電話をしてきたんですよ。
 
「 asryさんasryさん、私、実家が女川で、家族と連絡取れないんですよ。
  高校も女川高校で、私の町が全部流されちゃった・・・。 」
 
これに対してどう言葉をかけてあげればよかったんでしょう。
 
「 今は回線がパンクしてるから繋がらなくてもしょうがないし、
  とにかく連絡がつくまで電話かけ続けるしかないよ。 」
 
的なことを言った気がします。
正直、わしどうしようもないがな、って思ってました。
大丈夫!大丈夫やから!なんて無責任なことを言うのもなぁと自分の中で却下して、
ものすごく冷静に、なんともあっさりした会話しかしませんでした。
 
 
んで、最近、一季節巡って夏になって、
彼女のご両親が津波で亡くなったと人づてに聞きました。
 
 
そこで改めて思うわけですが。
 
 
自分はなんて冷たい人間なんだろうと。
 
 
根拠がどうのこうの言ってないで、大丈夫、って言ってあげることが
彼女にとっての少しばかりの心の安息になったかもしれないし、
もっともっと別の言葉をかけられたかもしれないし。
ぼくの話す内容でご両親が助かるわけではないけど、
突然の出来事に動揺してしまっている彼女を
微力ながら落ち着かせられたかもしれないと思うと、
なんかもうちょっと言うことない???ってなります。
大丈夫、絶対無事、っていう言葉の責任が取れないから言うのやめとこう、って
これ完全に保身ですよね。全然相手のこと考えてないです。
いや、でもなぁ、あの時ほかに何か言えることあるか??? 
今さらタラレバの話してどうする???
 
あーーーーーーーーーーーー。
 
ってここ1ヶ月くらい考えてます。
 
 
 
 
深夜ってこういう文章書いちゃうよね。
 
おやすみなさい。