チャック・ベリー

 

 
 
チャック、ファスナー、ジッパー。
 
チャックは 巾着 ⇒ キンチャック ⇒ チャック という流れでできた言葉、
ファスナーが本来の言葉で、ジッパーは元々アメリカだけで使われてたものだと聞いたことがあります。
意味は全く同じだそうですが、チャックよりも残り2つのほうがオサレ度が高いような気がして、
非オサレな私としては口に出すときにちょっと気恥ずかしい感じになります。
 
友人には
「村岡くん、チャックからシャツ出てるで。」
 
服屋の店員さんには
「ああ、ボタンじゃなくてジップ(ジッパー)なんですね。」
 
全てのおっさんがベストと言わずチョッキと言い、若い世代がその逆なのと同じように、
意味は同じでも語感その他によって世間に自然選択され、
横並びから一歩抜け出た者がスタンダードに、取り残された者は死語として物笑いの種になります。
電子レンジを使うことをチンするなんて言うのはおばはんだけ、と思ってたら
意外にも各世代に浸透してしまっているというパターンもあり、何が生き残るのか本当に予測がつきません。
 
 
同様にズボン、パンツ、ボトムスという(ほぼ)同義の三語がありますが、 
さっきから言葉の由来やそれが持つニュアンスなんかにさほど興味があるわけでもなくて、
スキーケースのチャックがぶっ壊れて途方に暮れててなんとなく思いついたので書いてみました。